Vol,10 ドローンデモ in 土佐市

 ファーマーズライフのメインパートナーの、南榮工業はパイプハウスやパイプ倉庫事業以外に九州を中心に「ジャパンドローンセンター(JDC)」でドローン事業も展開されています。
 DJIドローンの九州地区で唯一の1次代理店で、ドローンの販売からメンテナンスや修理、ドローンスクールまで幅広く事業展開されています。去る9月7日に高知県・土佐市で農業用ドローンのデモフライトを地元のショウガ農家の方々に披露されました。高知県は県の特産品として全国一位のショウガ栽培を推進されています。今回は「高知県農業協同組合・とさし営農経済センター」のお誘いで高齢化が進むショウガ農家の労働軽減のために、実績の有る南榮工業にデモフライトを依頼されました。当日は2カ所の地区で総勢約30人近くのショウガ農家の方が見学されました。フライト後には導入に向けた質問や注意事項などを熱心に聞いておられました。
 ショウガ栽培は収穫までに消毒の回数が多く、作業軽減が課題の様です。通常一反の圃場を消毒に掛かる1回の時間は準備を含めてほぼ3~4時間仕事。ドローンの場合一反当たり準備を入れても約10~15分です。また人力作業の場合、圃場に入る際は足元の消毒も欠かせない様ですが、ドローンでの散布は粒剤/液剤問わず、空中散布ですので消毒の必要はありません。
 デモでは粒剤を空中散布した場合の葉裏への定着も問題なく行われたようです。ドローン特有のダウンウオッシュ(下向きの風)で葉面が裏返り、薬剤が葉の裏面に付着するようで、検証された農家の方も着剤を確認されておられました。ただ、この効果を得るには操縦テクニックが必要だそうです。しかし、今後はセンサーやレーダーの性能が上がり、精度の高い自動散布が可能となるようです。若い農業従事者には魅力的なアイテムで、ファーマーズライフとしても今後、何かの形で紹介や新たな事業(例=散布事業)にも注目したいと考えます。

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