ファーマーズライフの辻です。近年の稲作は全行程の80~90%が機械での作業となっています。苗作りから最後の籾摺り/精米まで、大小専用の機械化が進み、ほとんど人の手を介在しない農業へと進化して来ました。 ただ、最近は品質の差別化や自然農法に由来した「こだわり農業」も見直され、安心・安全、そして「利益の取れる米作り」の取り組みも盛んになって来ました。美味しいお米、自然の味を楽しみたいなど、様々な取り組みがジワジワ浸透して来たように思えます。
ファーマーズライフでは古くから南榮工業の「掛け干し支柱」を販売させていただいております。 私も農家の長男で小さい頃から秋は掛け干し作業を手伝わされておりました。木製の2脚/3脚や重い「掛け竹」を運ばされていました。 今のようにコンバインではなく手刈/結束機が主流で掛け干しが普通でした。確かに子供心に「あのコメの味は美味しかった」様な気がします。
時代が変わり、今や高齢化と共に「掛け干し」等をする農家はめっきり少なくなって来ましたが、最近ご近所でも「自家消費米は掛け干しで!」との方も出て来られました。また、ネットや直売で高額な米価格を設定されている農家さんも居られます。確かに刈り取って「掛け干し」をすることで籾が下がり茎の養分が乾燥中に米に届き、追塾(後塾)すると言われています。
南榮工業の「ほすべー」は南榮自慢の亜鉛メッキパイプで錆びにくく、軽量で(木製/竹に比べ)また、運搬/収納が非常に便利です。また、最近の緩い捕場のために沈下防止金具もオプションで有ります。
さらに、使った人しか分からない特長ですが、横通しパイプが細く掛け易く、掛け数も増えてしっかりとくい込みますので、横風に非常に強くなります。これは私も「目から鱗(うろこ)」でした。 また3段掛けも有りますので棚田や集約干しには最適です。 先人の知恵を今、形を変えて自然の力、恵みを有効に生かす時代だと思います。これから本格的な収穫のシーズンです。南榮工業の「ほしべー」を活用して美味しいお米を召し上がってください。
《緊急報告》 2022年7月1日より価格が大幅に上がります。メーカーより、近年の資材高騰でこれ以上の努力が難しいとの判断です。ファーマーズライフも7月1日より値上げさせていただきます。悪しからずご了承ください。
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